【省スペース化】マイクロメーターの収納箱の作り方
マイクロメーターの平置きは、かなりのスペースを有してしまいます。
個数が多かったり、測定寸法の大きいマイクロメーターになればなる程、尚の事です。
今回はそんな場所を取られがちなマイクロメーターの省スペースな収納箱の作り方を紹介します。
目次
完成形
絵が下手で申し訳ないですが、
このような箱を作成し、縦置きにします。
測定値が大きいマイクロメーターだと箱の外寸も大きくなってしまいますが、
こうする事で平置きに比べてかなりコンパクトに収納することが可能になります。
収納のイメージはこんな感じになります。
作り方
箱の素材
ある程度強度が有り、加工できる素材なら何でも構いません。
木でもゴム板などでも大丈夫です。
マイクロメーターを採寸
図の各部を採寸します。
B、C、Dが収納箱のポケットの寸法になります。
(※Dはマイクロメーターの厚みです。)
Aに関しては、駆動部をどのような状態で収納するかで寸法を決めてください。
シンブルを締めきった最短の位置で収納するのか、
最長の状態でもマイクロメーター全体が箱からはみ出さないようにするのか等を考慮して下さい。
箱の寸法を決めて、作成
採寸が出来たら箱の寸法を決めましょう。
真ん中の板が、マイクロの入るポケットになります。
両側の厚みもDと同寸で良いと思います。
図の様にポケットになる板を両側のフラットな板で挟み込む様にします。
1つ以上でないと箱のバランスが悪くなるので基本的に複数収納がオススメです。
1つ用でも両側の厚みを厚くすればバランスは取れますが、
箱が場所を取ってしまうと本末転倒になってしまうので大きさに気をつけましょう。
また、ポケットの板は一枚板でくり抜けると接合時に楽なので、
可能なら、くり抜くと良いと思います。
くり抜けない場合は、分割して切り出して最後に合わせましょう。
材料の切り出しが終わったら、あとはくっ付けて完成です。
|板|ポケット|板|ポケット|板|…
という順で挟んでくっつけていきましょう。
接合方法はお任せします。
※両面テープだと、マイクロメーターの重みでしばらくすると剥がれて来るかも知れないので補強が必要な場合があります。
付け終わったら完成です。
箱の上面の空きスペースにテプラなどで測定寸法の明示をして置くと
さらに使いやすくなると思います。
最後に
複数のマイクロメーターの置き場にたくさんの方が悩んでいらっしゃると思いますが、
この収納方法にするだけでかなりスッキリ感を得られます。
ぜひ試してみて下さい。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。
また、本記事の内容とは異なりますが、当ブログでは初心者の方に向けたドリルの基本の研ぎ方の記事やYouTube動画もありますので、そちらも是非ご覧ください。YouTubeは更新頻度がかなり遅いですがチャンネル登録していただけると励みになります。
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