職場の環境改善の第一歩 〜問いかけ続けることで意識が変わる〜
目次
職場の環境改善は長い目で見る
職場の不安全な環境は、常態化していることが多いです。
それは何故かと言うと、人は繰り返し同じ事をしていると良くも悪くも慣れてしまうからです。
なので、作業者も初めの頃は疑問に思ったり、やりにくいと思っていた事が、年を重ねるにつれて慣れて当たり前になってゆきます。
これは慣れていると言うよりも麻痺していると言う方が正しいかも知れません。
なので、改善を行おうとしても思った通りに声が上がらないことが多く、簡単な事ではありません。
では、改善する為に何が必要かと言うと
それは、作業者一人一人に「危険な作業や、やりにくい作業は無いか。」と根気強く問いかけ続ける事です。
なぜ問いかけ続ける必要があるのかと思われるかも知れませんが、
たった一度では答えられないからです。
まず初めてそう問いかけられた時は、おそらく答えに詰まります。
麻痺してしまっているので、咄嗟には思い付かないのです。
なのでベテランほど答えに詰まると思います。
しかし、その一度の問いかけで諦めてはいけません。
例え麻痺してしまっているとしても、作業者はその作業をする度に潜在的にやりにくさを感じているからです。
問いかけられた側からしても、最初は答えられずにそこで思考が止まってしまうかも知れませんが、
問いかけ続けられる事で、継続的に考えるようになったり日頃の作業から見直し始めたりするようになります。
そして、今まで麻痺していた事に気付き始めます。
そうなるまで問いかける側は根気強く待たなくてはいけません。
一例を挙げると思考が早まる
ただ問いかけるだけでなく、一例を挙げてあげる事で
答えを出す助けになることがあります。
職場環境で自分が思う事や類似の事例などを挙げてみる事で
改善活動のスピードを上げることができます。
最後に
環境改善で安全な職場を目指すことは会社と社員を守るために大切なことですが、
安全と同時に考えるべきことがあります。
それは、作業効率です。
安全ばかりに目を奪われてしまい、結果作業効率が悪化しては意味がありませんし、
改善を維持できません。
なので、作業効率も同時に考えるようにしましょう。
簡易的な記事ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。
「危険な作業や、やりにくい作業は無いか。」と根気強く問いかけ続けましょう。
閲覧ありがとうございました。
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