【身近な危険】ハンマー使用時の注意点と点検項目
ハンマーといえば、工場から家庭まで幅広く使われる身近な道具です。
用途は単純で、扱いにも慣れていてる分、油断してしまいがちです。
身近であるが故に事故の原因にもなりやすいので
今一度、使用時の注意点と点検項目を確認しましょう。
目次
使用時の注意点等
保護具
・保護メガネ
・ヘルメット
打撃時に欠片などが飛来したり、固い物を強打した際にハンマー自体が跳ね返ってくる事があるので必ず着用しましょう。
軍手、防塵マスク等の着用も必要に応じて行なって下さい。
打撃面の中央で打つ
打撃時は必ず打撃面の中央が対象物に当たるように打ち込みましょう。
打撃面の端などで打ち込んでしまうと、力が上手く伝わらない上に
打ち損じてしまって手を傷つけたり、対象物を傷つけたりしてしまいます。
また、打撃面の欠けにも繋がり欠片が飛散する危険もあります。
対象物も尖った物などを叩くとそれ自体が欠けてしまう可能性もあるので、
打撃する対象物の形状にも注意が必要です。
当然ですが打撃面以外での打撃は行なってはいけません。
用途に応じてサイズを変える
対象物に応じてハンマーのサイズを変えましょう。
小さな釘を打つのに大ハンマーではオーバーパワーですし、
大きな対象物に小さなハンマーでは力不足です。
特に、強打が必要だと感じた際は強打せず、サイズの大きいハンマーを使用するようにしましょう。
強打することでハンマー自体が思わぬ跳ね返りをすることがあります。
跳ね返って来たハンマーが顔面や頭部に当たる危険があります。
また、振りかぶっての強打は狙い通りの打ち込みが出来ない可能性が高いです。
思っていた所と違う位置に振り下ろしてしまうと上項(打撃面の中央で打つ)と同様の危険があるので注意しましょう。
用途を守る
用途を守り、テコなどに使用しないようにしましょう。
点検項目
ヘッドの確認
・ヘッドと柄の接合部に緩み、ぐらつきはないか
振り上げ、打ち込みの際にヘッドが外れて飛んでいく危険があります。
ぐらつき等がある場合は、修理または交換等を行なって下さい。
打撃面の確認
・凹み、ヒビ、欠け等は無いか
本来の能力を発揮できなかったり、
打ち込んだ際に欠けてしまい、欠片が飛散してしまう危険があります。
凹みやヒビがある場合は、滑らかになるように研磨するか交換しましょう。
・打撃面の輪郭に捲れは無いか
捲れで指を切ったり、打撃面の中央から外れて打ち損じた際に捲れ部分が欠けて飛来する危険があります。
捲れがある場合は研磨等して除去しましょう。
柄の確認
・柄にヒビや大きな傷等は無いか
打ち込んだ際に柄が折れて、ヘッドが飛来したり柄の折れた部分で怪我をする危険があります。
ヒビが入っているような場合は、柄の交換もしくは新調しましょう。
グリップの確認
・グリップに緩みや破れは無いか
振り上げ、振り下ろしの際にハンマーが手からすり抜けて、飛んでいく危険があります。
グリップが破損している場合は、柄の交換もしくは新しいグリップを巻き直しましょう。
最後に
上記のような項目を日常的に点検し、事故や怪我の芽を摘んでおきましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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