【職場の環境改善】小さなことから始めるのは良いことなのか
結論から言うと、良いことだと私は思っています。
それは、小さな改善を積み重ねることで大きな改善へと繋がることが多々あるからです。
目次
点と点が繋がり線となる
小さな改善を行うと、改善前には目につかなかった問題点なども見えてくることがあります。
その新しく見えた改善点を次の活動として、幾つも幾つもコツコツと積み上げて行きます。
そして、それらを行なっていくことで、
今まで無理だろうと諦めていたり、考えもしなかったような大きな改善を行える状態が整っていることに気が付くことになるはずです。
一つ一つは小さな取るに足らないような改善でも、一つずつこなしていくことで、
その点の一つ一つが線となって繋がり、その線がやがて絵になります。
そうなった時には想像以上の改善結果と達成感を得られるはずです。
改善の第一歩は身の回りの簡単なことから
職場の改善をしようにも、漠然とし過ぎていると一体何から手をつけたら良いのかわからず、
結局何も捗らないということになりがちです。
ほんの小さなことでも良いので、まずは改善するエリアを定め
ちょっとしたレイアウト変更や、整理整頓から始めてみましょう。
掃除で終わらない
整理整頓と言っても、掃除して終わりではほとんど意味がありません。
整理とは、必要なものと不必要なものを区別することです。また、不必要なものは処分します。
例えば、一つの道具箱に同じ道具が二つ以上あったとします。一つあれば十分な場合、同じ道具が二つある事はただただ道具箱の中の物を増やして乱雑にしてしまっているだけです。
それを減らすだけでも、スッキリした道具箱になります。
また、いつ使うかもわからない物を取っておくことはスペースの無駄になります。
使う目処が立っていないものは処分しましょう。
整頓とは、必要なものを(決められた数だけ)決められた場所に置くことです。
整理で必要な物を選定し、整頓で定位置と定数を決めることにより作業で使用する道具を
簡単に出し入れすることが可能になります。
これは時短(探す時間が短縮したり、一目で在庫の有無が確認が可能になる為)や省スペース化に繋がります。
また、整理整頓が進むことで棚などの大きなレイアウト変更ができるかも知れません。
そうする事で、コレが無くなったから、ここにアレを置いてまとめられる。
この台を無くせるから、今まで諦めていたコレを実現できる。
など、小さな改善をキッカケとしてさらなる改善を行えるようになるはずです。
安全と効率を考える
一概に改善すると言っても、安全にするのか作業効率を上げる為にするのかで
方法が変わってくると思います。
結論から言うと、安全と作業効率の両立を目指した改善を行いましょう。
当然ですが、安全を無視して作業効率のみを重視した環境では、
危険な上に長い目で見ると返って非効率です。
重大な事故が起きてしまえば、事後処理で仕事も止まってしまいますし、
そんな危険な会社には仕事を発注できないと取引先に判断され仕事自体がなくなってしまうかも知れません。
地域からの信頼も失われ、就職者もいなくなってしまう可能性もあり、デメリットの方が大きいです。
一方、安全のみを追求した改善はどうかと言うと、
その環境を維持することが非常に難しくなります。
作業環境が安全であるに越したことはないですが、仕事には納期が付きまといます。
安全ではあるが作業効率が悪いような環境では、作業者が環境を維持しようというモチベーションを失ってしまいます。
いくら会社側が安全な環境を整えたとしても、それを維持継続していくのはその現場で仕事をする人です。
作業者が無理なく維持できる環境を作ることが大切になってくることは言うまでもありません。
なので、改善は安全かつ効率的な目線で行う必要があります。
最後に
以上を踏まえて、職場の改善の第一歩を踏み出してみましょう。
改善に終わりはありません。
まずは習慣付けることが大切です。
不安全や、不便を放置せず、小さな事から改善する習慣を身に付けましょう。
閲覧ありがとうございました。
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