【連休明け】機械の稼働前にやるべきこと

勉強ノート

【連休明け】機械の稼働前にやるべきこと


 

※本記事は一例となります。内容を参考にして頂き、実際に作業される際はご使用されている機械の取り扱い説明書の方法に従って行ってください。

目次

潤滑油等の強制供給

潤滑油のタンクに手動の押しボタンがある場合は、長期間の機械停止後の運転準備として

ボタンを押して強制的に油を供給する必要があります。

これは、長期間機械が停止していたことによって機械内の油膜が切れてしまっている可能性があるためです。

油膜が切れた状態で急激な稼働を行うと機械内で焼け付きなどを起こす原因になってしまうので、

連休明けなど、長期間機械を停止していた後に動かす際には必ず行うようにしましょう。

※供給する箇所によっては油を送り過ぎると火災の原因になったりする場合があるので、必ず使用されている機械の取り扱い説明書の方法に従って運転前の準備を行うようにしてください。

送り軸のストローク動作確認

機械の手動操作ボタンで、各軸を全ストローク送って異音や摺動面等に異常が無いか確認しましょう。



暖気運転

NC旋盤を例にすると、長期間停止(1週間程度)後は主軸回転速度S300で30分、S500を30分程度で暖気運転を行うように指示があります。

これは長期間停止後に急激に主軸を回転させたりした場合に主軸潤滑の油膜が切れてしまい

ベアリングの焼け付きを起こす可能性がある等の理由からです。

※暖気運転の方法は機械や、メーカーごとに異なるので必ず取り扱い説明書をご覧ください。

加工初品の寸法確認

加工前の確認が完了したら、いよいよ加工に移りますが

初品は捨て加工等を行い、寸法確認をして精度が出ているかを確認しましょう。

最後に

簡単ではありますが、以上のような手順があります。

長期間停止後の急激な稼働は機械の故障や寿命の減少に繋がる場合があるので、

このような方法があるということを知って頂き、

ご使用されている機械の運転準備の方法を調べるキッカケになれば幸いです。

 

 

また、当ブログでは、初心者様へ向けたドリルの再研磨方法を紹介した記事もございます。

興味のある方はぜひご覧ください。

【初心者向け:動画有り】ドリルの研ぎ方
 読んだらさっそく研いでみてください。初心者の方に分かりやすいドリル研磨の方法を、写真を交えて解説。動画有り。

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ご覧頂きありがとうございました。

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