【初心者向け】シンニングが必要な時っていつ?
ドリルには、シンニングが必要な場合と必要ない場合があります。
目次
シンニングとは
シンニングとは、上の画像のようにドリルの逃げ面に施された逃しの事を指します。
ドリルの負荷の軽減や、切屑の早期排出などを目的として付けられます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
シンニングが必要な場合
下穴の加工が無く、一発目の穴あけを行う際にそのドリルの大きさがφ10以上あるような場合には、
シンニングを施した方が良いでしょう。
感覚的な話にもなるので、人によって必要だと思う径のばらつきがあるかも知れません。
私自身はφ6などのドリルにもシンニングを付ける事もあります。
少なくともφ10以上のドリルにはシンニングを施すと良いと思います。
小径のドリルにシンニングを付けるのがまだ難しいという方は次項の方法を参考にしてみてください。
シンニングが必要無い場合
既に下穴の加工が済んでいる場合、シンニングは必要ありません。
下穴があいていることによってドリルのセンター(チゼル)は被削材と接触しないので逃す必要がないからです。
ただし、研いだドリルがの逃げ面が切れ刃よりも先に穴に干渉する場合は、干渉する部分にシンニングを施す必要があります。
シンニングが苦手な方は、先にφ3などのドリルで下穴を開けて、徐々にドリルの径を大きくしていくと良いかと思います。
ドリルを使用する前の予備知識を身に付けたい方は、こちらの記事をご覧ください。
簡単ではありますが、少なからず参考になるかと思います。
最後に
シンニングが必要な時とそうでない時の違いはお分かり頂けたでしょうか。
基本的にはシンニングはどんなドリルにも付けておいても問題は無いと思います。
しかしながら、効率等を考えると、絶対に必要のない場合にシンニングを付けるのは時間や砥石の無駄だということにもなりますので、
必要に応じてつけるのがベターかも知れません。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
当ブログでは初心者様へ向けたドリルの再研磨方法を紹介した記事もございます。
興味のある方はぜひご覧ください。
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ご覧いただきありがとうございました。
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