【初心者向け】鉄鋼をTIG溶接する時は黒皮を除去しましょう
DIYなど、ちょっとした溶接をする時にも役立つ情報です。
目次
はじめに
一般的な形鋼などは、黒皮という酸化皮膜に覆われている物があります。
これは製造過程で形成される黒サビです。
これは内部を保護する良性のサビですが、TIG溶接をする際には除去する必要があります。
除去するには、ディスクグラインダーやベルトサンダーなどを使用します。
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除去した時と、しなかった時の違い
除去しなかった時
画像は点付け溶接です。
黒皮を除去せずに溶接を行った場合、このようにビード(溶接した金属)の一つ一つにブローホール(小さな穴)などができたりします。
溶接中もプールが安定せず、爆ぜたりしてタングステンに付着しやすいので非常に溶接しにくいです。
除去した時
溶接の継ぎ目が若干黒くなっていますが、
黒皮を除去しなかった時と比べて、溶接直後の仕上がりはこのように違います。
溶接中もプールが安定するので非常に溶接しやすいです。
まとめ
溶接の出来栄え、溶接中の作業のしやすさ、どちらも除去した時の方が良好です。
ちょっとしたDIYなどでも黒皮は必ず除去して溶接するようにしましょう。
簡単な内容でしたが、お役に立てれば幸いです。
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