【初心者向け】ノギスの目盛の読み方とオススメのメーカー

勉強ノート

【初心者向け】ノギスの目盛の読み方とオススメのメーカー


 

目次

各部名称

ノギス 名称

※画像ではバーニヤ目盛の部分が反射して見えませんが、本来は目盛があります。



測定前の確認

外側、内側ジョウの測定面に汚れの付着や欠けなどの欠陥がないかを確認しましょう。

次に、ノギスの口を閉じて本尺と副尺の0点を合わせましょう。

二つの0の線を合わせた時にピッタリと線が合わさっているかどうかと、

ジョウの測定面に隙間が無いかを確認しましょう。

隙間は裏から光を当てて見ると確認しやすいです。

ノギスの目盛の読み方

読み取れる最小の寸法

ノギスは0.05㎜までの寸法を読み取ることが出来ます。

メイン目盛は一目盛が0.1㎜、バーニヤ目盛の一目盛が0.05㎜となっています。

基本的に副尺には下の画像のように一目盛の寸法が記してあると思います。

それが読み取り可能な最小寸法となります。

読み方

まず持ち方ですが、本尺を握って指掛けに親指を掛けます。

そして測定する対象物をノギスの測定面で挟みます。

目盛を拡大して見てみましょう。

まず大きな寸法から読んでいきます。

初めにバーニヤ目盛の「0」がメイン目盛のどの位置にあるかを見ます。

画像では33と34の間にあるので、まずは33と読みます。

次に、バーニヤ目盛の0〜10の目盛の線が、メイン目盛の線と重なっている箇所を探します。

4と5の間の線が重なっているので、「.45」となり

測定物の寸法は「33.45」となります。

ただし、100分台の寸法を正確に測定したい場合は、マイクロメーター等の測定器具を使用することをお勧めします。

注意点

測定物を挟んだ時に、指掛けに力を掛け過ぎ無いように注意してください。

力を掛け過ぎると微妙にズレが生じてしまい、正確な寸法の読み取りが出来ません。

また、止めネジが緩み過ぎていないかも確認しましょう。

緩み過ぎていると、軽く当てたとしても副尺が斜めになって正確に測れないことがあります。

止めネジは、ネジが本尺に軽く当たるくらいに締めて測定すると良いと思います。

スムーズに動かない場合はほんの少し緩めた状態で測定しましょう。

 

 

デプスバーを使用する場合は、基準面の全体がしっかりと当たって垂直になっているか注意して測定してください。

楽に、確実に寸法を測るなら、デプスゲージを使用することをお勧めします。



デジタルノギスもある

デジタルノギスは電池が必要になりますが、寸法が液晶に数字で表示されるので読み取りは簡単です。

測定前の確認はアナログのノギスとほぼ同じです。

口を閉じての0点の確認でズレがあった場合は、副尺に付いているボタンを長押しして0点をリセットする必要があります。

物によってはON/OFFなど複数のボタンが付いていたりもします。

注意点

気付かないうちにゼロセットボタンが長押しされていて、寸法のズレが生じている場合があるので

測定前は必ず0点の確認をするようにしましょう。

防水ではないデジタルノギスは水や切削油、湿気にとても弱く、水滴が付いていたり湿度の高い場所で使用するとエラー表示になってしまうので注意してください。

水滴が付着した程度ならタオルなどで拭き取れば十分ですが、

梅雨の時期などでジメジメしていると、タオルで拭き取ってもすぐにエラー表示になってしまうことが頻繁にあるので、

湿度の高い環境で使用したりする場合は防水タイプのデジタルノギスを使用することをお勧めします。

 

オススメのノギス

お値段は張りますが、私としてはミツトヨさんの測定器具が品質も精度も良いのでお勧めです。

安い物もたくさん出回っていますが、精度等に難ありだと見受けられます。

購入を検討されている方は、当たり外れの無い確かなメーカーの商品を購入されると良いと思います。

また、サイズが色々とあるので測定範囲等が測定に必要な寸法を満たしているかどうかに注意してください。


ノギス


防水のノギスはコチラ


デプスゲージ

 

最後に

ここまでご覧いただきありがとうございました。

ノギスの読み方は、一度覚えてしまえば簡単ですが最初はよく分からないものです。

しっかりと覚えて、正確に読めるようにしましょう。

また、デジタルにもアナログにも共通しますが、

思い込みでの寸法の読み間違いというのも例え慣れていてもやってしまうことがあるので、

慎重に読み取りましょう。

 

少しでもお役に立てれば幸いです。


 

また、当ブログでは初心者様へ向けたドリルの再研磨方法を紹介した記事もございます。

興味のある方はぜひご覧ください。

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ご覧いただきありがとうございました。

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