電動ドリル 穴開け手順とコツ

勉強ノート

今回は電動ドリルの穴開け手順とちょっとしたコツなどを紹介させてもらいます。

金属などに穴を開ける際にお手軽な電動ドリルですが、

正しい使い方をしないと重大なケガにも繋がるので正しい知識をつけてから

使用するようにしてください。



目次

準備するもの

電動ドリル(電動ドライバー)

電動ドリル

電動ドライバー

電動ドライバーでドリルを使用する場合は

ドライバーに直接取り付け可能なドリルビットを準備してください。

もしストレートシャンクドリルを取り付けて使用したい場合はドリルチャックを準備してください。

ドリルビット

ドリルチャック

ストレートシャンクドリル

 

材質によってもドリルの種類があるので、穴開け対象物の材質も確認して下さい。(ステンレス等)



定規、ケガキ針、ポンチ、ハンマー

ケガキ針が無い場合はマーカーペンなどで代用してください。

正確な位置に開ける場合はケガキ針をオススメします。

ウチでは持っていないんですが、オートセンターポンチという

押し込むだけでポンチが打てる道具もあります。

その他

  • 保護メガネ
  • グリス[切削油](薄板ならなくても可)
  • ヤスリ、または面取りカッター(後処理用)
  • クランプ工具

穴あけ手順

穴を開ける位置に線を引く

まず穴を開けたい位置の寸法を採って、ワーク上に線をけがきましょう。

ワーク:加工対象物、被削材とも言います。

ポンチを打つ

交差した線の中心に先端を置き真っ直ぐ垂直に打ちます。

打ち込んだ跡の先端が中心に来ていればGOOD

慣れないうちはやりにくいかも知れないので、1打目を軽く打って

浅い跡をつけて微調整すると比較的やりやすいかと思います。



セッティング

ワークをテーブルなどの間に置くか、ワークの下に枕木をかわすなどした後に

クランプして固定します。

貫通後にドリルが地面などに干渉しないように注意しましょう。

穴を開ける

写真はバイスで固定しています。

開ける穴径にもよりますが、最初はΦ2などの小径のドリルで下穴を開けます。

穴を開ける面に対してドリルを垂直にして、脇を閉めて真っ直ぐに力を加えながら

トリガーを引いてドリルを回転させて穴を開けます。

【穴あけのコツ】ドリルを最大回転で回さず、タップ撃ちの要領でトリガーを断続的に引いて回転数を調整しながらドリリングを行うと開けやすいです。
最大回転で回していても焼き付いてしまって切れなくなります。

穴が貫通する直前にも以下の注意が必要です。

穴が開く瞬間は掛けていた体重で体を持っていかれるので転倒したり、ドリルが折れてしまうことがあるので注意しましょう。
径の大きいドリルの場合、切粉が噛んで腕が回転方向に腕が持っていかれることがあるので注意しましょう。

後処理(バリ除去)

穴開け後はバリが出ているので、ケガ防止も含めてヤスリで磨くか

面取りカッターで面取りを行ってください。

バリ:加工した際に出る素材の出っ張り



まとめ

DIYなどでも活躍する電動ドリル、

正しい使い方で安全に気を付けて作業してください。

また、切れなくなったり折れてしまったドリルは

再研磨すればまた使用することができます。

卓上グラインダーを使用したドリルの研磨方法を知りたい方はこちらの記事もどうぞ。

また、開けた穴にねじ穴を切りたいという方は、ねじ穴の切り方を紹介しているのでそちらもぜひ。

閲覧ありがとうございました。

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