【デジタル耳栓MM3000】工業用に応用できるか

勉強ノート

【デジタル耳栓MM3000】工業用に応用できるか


 

ワイヤレスイヤホンで有名なノイズキャンセルという機能をご存知でしょうか?

今回はそのノイズキャンセル機能を搭載した耳栓、

「デジタル耳栓」という道具を紹介したいと思います。

防水・防塵仕様ではないので実際は工業用では無いかも知れませんが、

職場環境によっては工場などでも保護具として使用できるのではないかと思います。

デジタル耳栓とは

耳栓と言えばおそらく知らない人はいないでしょう。

一般的に騒音を遮断するためや睡眠用などで装着するものです。

保護具としては騒音のひどい環境などで主に使用されています。

通常の耳栓は遮音効果は高いですが、同時に多くの音をシャットアウトしてしまう為、

会話をする時や、車両等の接近など、日常の音まで聞こえなくなってしまうというデメリットがあります。

そのデメリットがあるせいで、加工中の微妙な音の違いを聞き取る必要があるような職場では、耳栓を着用したくても着用できないという状況もあるかも知れません。

そのような場合に選択肢として可能性があるのがデジタル耳栓です。

見た目はワイヤレスイヤホンに似ており、通常の耳栓とほとんど同様の取り回しができます。

大きな違いは、充電式であることとノイズキャンセル機能が搭載されていることです。

このノイズキャンセルによって騒音を低減し、日常的な音は通常の耳栓よりも聞こえやすくするという構造の耳栓となっています。

従来の耳栓のデメリットをハイテク化することによって補完しているような道具という訳ですね。



ノイズキャンセルとは

そもそもノイズキャンセルってなに?という方のために簡単に説明させて頂きます。

正確にはアクティブノイズキャンセルと言いますが、それを説明するにあたって、

まずは音とはと言う所からです。

音は音波という空気を振動させる波状に空間に広がります。

その波が耳に届き、鼓膜を震わせることによって私たちは音を認識します。

この音の波を、デジタル処理によって打ち消す技術がアクティブノイズキャンセルと言うものになります。

打ち消したい音の波と真逆の波形の波を発生させて、お互いを打ち消すという仕組みです。

お互いを打ち消して波が無くなれば、鼓膜が震えることもないので音が届いてないのと同じことになります。

打ち消すというイメージがし難い方は、同じ数字の+と−を合わせると0になるのと同じようなものだと思って頂ければ良いかと思います。

 

これらを踏まえて、具体的にどのよう構造でノイズキャンセルが機能しているかというと、

まず、内蔵されているマイクで外部の環境音を収音し、ノイズキャンセル回路で反転させた音を発生させます。

そして、その発生させた波形と元の環境音(騒音)を合成させることによって、音を打ち消しているという訳です。

 

キングジム(KING JIM)のデジタル耳栓 MM3000の紹介

キングジムのデジタル耳栓を一度使用した事があるので使用感などをご紹介させて頂きます。

 

セット内容

耳栓本体、充電ケース、イヤーピース(XS、S、M、L)、USB充電ケーブル(Type-A/Type-C)、取り扱い説明書

となっています。

本体と充電ケース、イヤーピースはこのような感じです。

本体は写真の見た目通り、やや厚みがあり装着時に存在感があります。

作業中に外れて落下するようなことはまずありませんでした。

バッテリー容量

説明書記載の本体のバッテリーは12時間、ケースでの充電約2回分を合わせると最長約40時間使用が可能だそうです。

試しに仕事で一日中着用してみた所、切れることなくはなかったので一日中耳栓が必要な職場でも問題なく使用できると思います。

ノイズキャンセルの仕様

300Hz以下の騒音に対応しています。

主に空調音や機械音の低減が出来るようです。

 

ノイズキャンセルする周波数の設定などは出来ません。

ON、OFFのスイッチは無く、ケースから取り出してから10秒程するとピーッと言う音が鳴って自動でノイズキャンセルが作動し始めるのでスムーズに使用することが出来ます。



使用感

見た目はゴツい感じもしますが、装着した感じは特別気になるような事はありませんでした。

通常の耳栓同様に詰め物をしている感はありますが、気になって作業に集中できないというような事もなく、作業中や歩行時などに落下することもありませんでした。

付け始めてしばらくすると若干耳が痛くなる部分もありましたが、通常の耳栓でも起こりうる事なので、私的には大して問題はないかと思います。

 

音の聞こえ方ですが、

未装着時に不快と感じる騒音を不快に感じない程度に低減してくれます。

気になるノイズキャンセルはというと、

説明書に書いてあるように騒音の少ないところではあまり効果を感じませんでしたが、

常に空圧のエアーの音がしているような作業環境では、通常の耳栓と比較するとかなり会話がクリアに聞こえました。

 

エアーを小径の穴に吹き付けた時に鳴るような甲高い音に対しては、

ノイズキャンセルが最大限に動作しようとしているのか分かりませんが、ザザーッというような音に置き換わって耳栓から聞こえます。

これに関しては仕様の周波数よりも確実に高い範囲だと思うので仕方ないと思います。

未装着で聞く時と比べて耳も痛くなく、かなりマシだと思います。

 

ワイヤレスなので取り回しも良く、使い勝手は悪くないと思います。

逆に紐を付けて首に掛けて置くような事は出来ません。

 

注意点

・耳栓の一部に若干の磁気を有しているので、鉄粉などが舞う環境では耳栓に付着する可能性があります。最初にも書きましたが、防塵・防水仕様では無いようです。

・全ての騒音が消えるという訳ではないので、使用する環境や騒音の種類によってはあまり効果を感じられない場合もあるようです。

 

 

繰り返しになりますが、

保護具としては使用できる職場環境が限定的になる可能性は高いかも知れません。

 

以上を踏まえた上で、興味のある方は下に商品リンクを貼っておくのでご覧ください。

リンク


 

最後に

使用できる職場環境は限定的かも知れませんが、

個人的には空圧のエアーの音が絶えず鳴っているような環境であれば効果は高いのではないかと思います。

興味のある方は一度試してみるのも有りかも知れませんね。

 

 

ご覧いただきありがとうございました。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました