【手研ぎドリル】汎用旋盤で大径(φ48)のドリルは1パス加工は可能か
穴あけの基本的な前提として、
大径の穴を開ける加工を行う場合、下穴を(仕上がり径によっては数回)開けなければなりません。
径が大きくなるにつれて加工時の負荷も大きくなる為です。
その前提はあるのですが。
シンニングを施して上手いこと研ぐことができれば、
1パスで開けられるのでは無いかと常々思っていて
今回はどうしても気になったので
実際に試してみました!
※安全には十分に配慮して行なっております。
加工する材料は、幅が約30㎜、硬度HRC20程度です。
深い加工は怖かったので、浅い材料を選びました。
目次
1パスは可能か
結論から言います。なんと、穴開けできました。
当初の予想としては、ドリルが破損するかハンドルが重くて回らなくなると思っていました。
思ったよりスムーズに加工できた様に思います。
ただ、やはり代償が。
旋盤の芯押し台に挿し込んでいるテーパーシャンクのお尻が、
回転の負荷が強くて噛み込んでしまい、少し変形していました。
下穴を開けた時の加工後とは違ってドリルの取り外しの際に固くて取りにくかったです。
まとめ
今回はφ48のテーパーシャンクドリルを使用しました。
結果としては、『1パス加工はできないことはない。厚みが薄い加工なら。』です。
しかし、やはりオススメはできません。
旋盤もドリルも消耗が激しいです。
少なくとも2パス(下穴φ30くらい)はしておいた方が良さそうだということが
分かりました。
同じように気になっている方の参考になれば幸いです。
また、ドリルの研ぎ方なども紹介していますので興味のある方はぜひご覧ください。
閲覧ありがとうございました。
コメント