【超初心者向け】ドリル加工前に知っておくべき3つの事
今回は、これからドリル加工を人生で初めてやります!
という様な方向けの記事になります。
3つ目は経験者の方でも油断すると危険な行為もありますので、
ぜひ読んで参考になさってください。
目次
穴開け加工後はドリルの径より0.5㎜ほど大きくなる
一般的なドリルでの穴あけ加工では、ドリルの径よりも加工後の穴の寸法は大きくなります。
大雑把ですが、大体0.5㎜程度は大きくなると思っておいた方が良いです。
加工する機械、取り付け方、ドリルの芯の出具合などによっては多少前後します。
なので、φ10㎜の穴をドンピシャで開けたい!
という場合にφ10㎜のドリルで加工してしまうと、狙った寸法よりも大きくなってしまうので
注意が必要になります。
ドリルの溝の長さより長物の加工は、切り粉が排出できなくなり危険
ドリルについている溝は、切れ刃で削った切り粉を柄の方へと流して排出するためのものです。
その溝が全て加工穴に入ってしまうと、
切り粉が排出できなくなりドリル等の破損や加工不良に繋がります。
一応、溝が穴に被ってしまっても、一定間隔でドリルを戻しながら
切り粉を意図的に排出するようにすれば内部で詰まることはないです。
とは言え、溝が入り切ってしまった後のドリルの切り込める長さは知れているので
基本的には、溝の長さが加工可能範囲だと思っておいてもらった方が良いと思います。
被削材の固定は確実に行うこと(特にボール盤など)
まず被削材とは、穴あけ加工を行う材料の事です。
ボール盤などはバイス(物を挟んで固定するための道具)などを使用して被削材を固定し、
さらにそのバイスを固定しましょう。
もちろん軍手は着用禁止です。
仮にφ6程度のドリルだったとしても、とても人力で押さえつけられる様なものではありません。
たとえ小径だったとしても、そこに掛かる負荷は想像以上になっています。
また、貫通と同時にバリとドリルが噛んでしまう事があります。
そうすると回転の力で上方向に持ち上がる力が働くので、
固定していないと被削材が持っていかれて人や機械に当たったりする危険があります。
なので固定は確実に行い、仮に外れてしまっても事故にならないように配慮するようにしましょう。
最後に
今回は全くの初心者向けの内容になっていますが、
経験者でも気を引き締めていないと危険な事は多々あります。
参考、再確認のお役に立てば幸いです。
また、当ブログでは、ドリルの研ぎ方の記事やYouTube動画、ドリル関連の記事が多数ありますので
興味のある方はぜひご覧ください。
閲覧頂きありがとうございました。
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